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教室運営のヒント NO,292◆数字だけを見て経営していませんか?

数字だけを見て経営していませんか?

 

「羅列された数字」

 

 

■突然ですが、
皆さんは、自分のスクールの状況を
しっかりと把握していますか?

 

把握の仕方は、「何となく」とか「まあまあ」
などの抽象的な把握ではなく、数値を基にした
具体的な把握です。

 

たとえば、生徒数の増減に関して、
先月は何件の問合せがあって、何名の入会があり、
退会者は何名だったのか。

 

また、先月の売上はどのくらいで、
いくらの利益が出ているのか。

 

さらに、前年同月と比べてよかったのか、
悪かったのか、それもどのくらいか。

 

 

■なぜ、このようなことを話したかと言うと、
経営状況を把握していなければ、
どういった対策を取ればいいのか、
分からなくなるからです。

 

ただ、ここで気を付けてもらいたいことがあります。

 

特に組織化されたスクールの場合ですが、
数字だけを見て判断をしないということです。

 

少し矛盾しているように思われたかもしれません。

 

数字を把握した方がいいと言いながら、
数字だけを見て判断をするな、と言われると
頭が整理できないかもしれませんね。

 

説明をしますね。

 

 

■出てきた数字はあくまで結果です。

 

つまり、結果だけを見て、指示を出さないように
したほうがいいということです。

 

問合せ数が〇〇件、入会者が〇〇名、
退会者が〇〇名と言う結果を見て、

 

問合せ数を増やせ、入会者数をもっと増やせ、
退会者を出さないようにしろと言うのは
簡単です。

 

さらに、もっと利益を出すようにしろ、
と言うのも、言うだけであれば誰でもできます。

 

それでは、何の解決にもならない、
指示になってしまいます。

 

 

■結果だけを見た結果論に対して
何かを言うのではなく、数字が出る過程を
しっかりと把握する必要があるということです。

 

なぜ、問合せ数が〇〇件だけだったのか、
その内訳はどういった媒体からの問合せなのか、

 

今、力を入れないければ行けない媒体や
募集方法は何なのか、を数字と一緒に把握を
したほうがいいです。

 

過程を含めた数字の把握が出来ていない上司からの
指示では、スタッフは「頑張ります」としか言えません。

 

何をがんばるのか分からないスタッフは、
結局、何の対応もできずに、結果を出すことが
できないでしょう。

 

次の月に数字だけしか見ない上司から追及されても
「すみません」と謝るだけで、全く建設的な対策を
打ち出すことができないでしょう。

 

数字を把握することは重要です。

 

しかし、過程を見ていない、中身のない数字での
経営判断や業務指示は、やめたほうがいいです。

 

もし、少しでも気になるのであれば、
私にご相談ください。

 

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