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オンライン化のポイント

「パソコン講習中の高齢者と介護士」の写真[モデル:まーちゃん yumiko]

 

 

■緊急事態宣言が出されて、各種スクールは対面による
レッスンからオンラインへ移行されているところも
多いと思います。

 

先日のメルマガでオンライン授業が行われている
割合をお伝えしましたが、リマインドしますね。

 

割合として、学習塾の場合、50%が行っており
英会話スクールは70%が行っているという回答になりました。

 

オンライン授業の移行は英会話スクールの方が
導入障壁が低いようです。

 

また、オンライン授業への移行率も80%以上移行させている
英会話スクールが40%強ありました。

 

満足度に関しては、学習塾は10%しか、
お客さまに満足してもらえていない状況ですが、
英会話スクールは30%以上の方に満足してもらえています。

 

 

■このアンケートから2週間余りがたっていますので、
さらにオンラインへの移行割合も増えていると思います。

 

また、オンライン化を始めて1ヶ月余りたつところも
あるでしょう。

 

そういったスクールでは、
お客さまの満足度にも変化がありませんか。

 

あるスクールを少し例題として取り上げます。

 

そのスクールは、最初は戸惑いながらも
1ヶ月ほどオンラインレッスンを行っています。

 

そのスクールの状況として、

 

・レッスン内容やその他サービスの提供は、
対面レッスンのときとあまり変更をしていません。

 

・生徒の年齢層は、自ら学習を行う意欲のある高学年が多く
低学年でも学習意欲の高い子どもたちが多くいます。

 

・しかし、対面のグループレッスンとは違い、
オンラインによるグループレッスンでは苦戦をしています。

 

・レッスンを盛り上げることがうまい講師でも
オンラインでのレッスンスキルはほとんどありません。

 

・授業料は今までの対面レッスンと同じ金額にしていますが、
特にお客さまから目立った不満は聞こえてきていません。

 

といった感じです。

 

そこで、今後のことを含めアンケートを取ってみました。

 

 

その結果、

 

・オンラインレッスンの継続を求める割合が50%
・リアルの対面レッスンを求める割合が50%

 

と、半分に意見が分かれました。

 

あなたは、この結果をどのように考えますか。
オンラインレッスンの継続割合が高いと感じますか。

 

やはり対面レッスンの価値の高さを感じますか。

 

 

■では、ここから私なりの考えをお伝えします。

 

・オンラインレッスン希望と対面レッスン希望の割合について

 

現状の授業料でオンラインでも十分と考えている
現状の授業料ではオンラインでは高いと考えている

 

この割合だと思われます。

 

つまり半分の方は、今の授業料でも価値を感じてもらっている
ということになります。

 

また、価値を感じている年齢層は高学年、レッスンスタイルは
プライベートレッスンになります。

 

対面レッスンを希望されている年齢層は幼児、低学年、
レッスンスタイルはグループレッスンになります。

 

 

■前述のスクールの結果やその他のスクールの状況から
考えられるオンラインレッスンのポイントは、

 

・高学年
・プライベートレッスン

 

には、有効である可能性がある。

 

 

また、

 

・幼児、低学年
・高学年でも自ら学習するタイプではない
・グループレッスン

 

には、オンラインレッスンは有効ではない可能性がある。

 

さらに、オンラインレッスンを希望されている場合でも
すべてオンラインによるレッスン提供では
継続率に問題が出る可能性がある。

 

また、雰囲気でレッスンをうまく行う講師の場合、
オンラインレッスンでは苦戦する可能性がある。

 

といったところです。

 

6月以降、緊急事態宣言が解除されたからと言って、
完全にコロナ前に戻るとは考えにくいです。

 

そのため、オンラインによるレッスンは必要となることでしょう。

 

その時、何をどのようにするか、
今から考えておく必要はありますよね。

 

 

■スクールの廃業や倒産も増えるでしょう。
地域密着型のスクールがなくなり、資金力がある大手だけが
残ってしまうようであれば、業界の衰退につながります。

 

泥臭くてもいいと思います。
きれいごとばかりでは難しいと思います。

 

使える制度があれば、活用していけばいいです。
ネットだけの情報を信じないでください。

 

生き残るために何をすればいいのか、迷うようであれば
ご相談ください。

 

 

もし、その道にお悩みであれば、私と一緒に道を作りましょう。
問合せフォームの入力がお手間であれば、直接メールで
お送りください、お待ちしております。

 

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