前回は、繁栄する英会話スクールのビジネスモデル「製造業の発想」について触れました。

繁栄する英会話スクールには「製造業の発想」「小売業の発想」「サービス業の発想」が
必要になります。

それでは今回は「小売業の発想」についてもう少し細かく触れてみます。

────────────────────────────────────
◆「商品」「集客」「売り場」「接客」がポイント！
────────────────────────────────────

商品

商品力として、大切なことは「商品構成」「商品価値」「商品価格」「商品の独自性」になります。

この点を強化することにより商品力がアップします。
これまでは、英会話業界の横並びのレッスンや価格設定が多かったように思われます。

ここでレッスンの品揃えを充実させ、集客力もアップさせるようにしなければいけません。

そのためには、スポット的なレッスンを取り入れたりして初めて通うお客さまが感じる敷居の高さを
解消したりと工夫も必要です。

集客

集客を強化するためには、チラシ・ＤＭ等の広告の内容、量、頻度を考える必要があります。
またチラシ・ＤＭ以外での宣伝の方法も考えていかなければいけません。

広告の作り方にはコツがあります。当たる広告作りのノウハウを身に付け、
継続的に行うことが生徒獲得の方法にもなります。

紹介に依存しているばかりではなく、広告やイベント等による新規顧客獲得を
していかなければいけません。

売り場

小売業では、売り場の作り方も重要なポイントになります。
これが、買上げ率等に影響するからです。

レイアウト、ＰＯＰ、照明を考え、学校の教室的なイメージから明るく入りやすい、
受講意欲をかきたてる教室作りが必要になります。

教室のなかに海外の風景のポスター等を貼っておくのも１つです。
また入口には、レッスン風景の写真を飾っておくことによりその教室を
イメージできるようにする方法もあります。

接客

接客は売り場と同じように、いかに買いやすく、買いたくなるような対応が
できているかがポイントになります。

「あいさつ」「商品説明」「クレーム対応」「情報収集」を考えていく必要があります。

以前に触れた電話対応も重要なポイントです。
受付対応や電話対応に見られる 見学・体験者に対する重要性の認識の希薄を
感じるところがあります。

受付・電話対応はお客さまの第一印象になります。ここで対応力をもう一度考えていくことが必要です。