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教室運営のヒント NO,31◆授業料の価格設定の仕方

授業料の価格設定

 

『授業料はいくらくらい?』こういった質問を個人英会話スクールの経営者に質問した統計があります。

 

3,000円未満       18%
3,000~4,000円未満 11%
4,000~5,000円未満 13%
5,000~6,000円未満 27%
6,000~7,000円未満  8%
7,000~8,000円未満 13%
8,000~9,000円未満  6%
9,000~10,000円未満 2%
10,000円以上       2%

 

平均の授業料は5,000円となっています。

 

自営の英会話スクールや、自分で授業料設定のできるフランチャイズや業務委託タイプの教室の場合には、
地域性や他の教室との兹ね合い、また高額になり過ぎないように考慮している人が多いようです。

 

お客さまが最初に目が行くのが、この授業料になります。
ただ、周りに合わしているだけで本当にいいのでしょうか?
今回はこの授業料の設定に関して触れてみます。

 

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◆授業料の設定の仕方
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授業料設定で、一番良く使われている方法です。

 

○自分が開校している地域の中で、一番多く生徒を集めている教室の授業料を調べることから始めます。

○そして、その金額と同額か若しくは若干低く設定をします。

 

これは、その教室に通っている生徒が多ければ、多いほどその地域の英会話スクールの基準になります。
その基準に照らし合わせた設定方法になります。

 

前述でも触れたとおり、他教室との兹ね合いで、このような授業料設定をしなければいけない状況もあります。
しかし、他教室との何らかの差別化をできない教室では、この授業料設定の仕方では、
生徒募集は難しいと考えられます。

 

 

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◆もう一歩先の授業料の設定の仕方
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私も英会話スクール立ち上げから、コンサルティングに携わっていると授業料設定には気を使います。
もちろん、立ち上げる教室がすでに他教室との差別化を図ることができると考えた場合は、
上記の方法での授業料設定をしていきます。

 

ただ特に他教室との差別化を図ることができていない教室には下記のことを要望しています。

 

○他教室にない強みを作る
○授業料自体で差別化を図る
○授業料設定を何通りか作る

 

もちろん、他教室にない強みを作る事が出来れば、一番問題はありません。
しかしそんなに簡単にはできません。 それではどうすればいいのか?

 

そう考えると、授業料自体を一気に『高額にするか』『低額にするか』になります。
ここ最近『二極化時代』とよく言われますが、こういった時代に一番不利なことは、
他教室と同じような価格を続けることです。

 

二極化とは「低価格層」と「高価格層」に分かれることです。
その点を考えると、どちらの価格帯の消費者をターゲットにするかを考え、
レッスンを作っていくことができます。

 

ただ、多くの経営者は高額にすることにより集客が少なくなることを恐れ、
低額にすることにより資金繰りが厳しくなることを恐れます。

 

そこで、別の考え方で、授業料の金額設定を増やすことを考えます。
低額もあり、スタンダードもあり、高額もある。もちろんレッスンの内容も変えます。

 

このように、1つの価格だけでなく2つ以上の価格を設定し選択肢を増やす方法です。
人は、選択肢が1つしかないと「買うか買わないか」を悩みますが、2つ以上の選択肢があると
「どれを買うか」で悩みようになります。

 

また他教室にはない設定をすることにより、他教室との差別化を図りことができます。

 

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