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教室運営のヒント NO,43◆なぜクラス編成をするのか

それでは、今回は私のお客さまである教室経営者の方も多く悩まれている
『クラス編成』についてお話したいと思います。

 

『クラス編成』は、実は非常に重要な作業なのです。

 

ちょうど新年度になる時期に、よく行われます。

 

あなたは、『クラス編成』ってなぜ?すると思いますか。
まずそんな『クラス編成』の必要性から始めて行きますね。

 

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◆なぜ、クラス編成をするのか
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クラス編成をするのは、理由として下記の点が挙げられます。

 

1.生徒のレベル調整のため

2.生徒の帰宅時間が変わるため(子どもの場合)

3.クラス人数が減ったため、クラスをまとめる

4.新規クラスを作るため、曜日・時間をあける

 

この内、1,2は生徒側の為に行うクラス編成になりますね。
逆に、3,4は教室側のクラス編成になります。

 

1.生徒のレベル調整のため

 

生徒のレベルに関しては、特に注意しておかなければいけません。
クラスのレベルが、生徒にとって簡卖すぎたり、または難しすぎたりすると、
レッスンに対して面白みがなくなり、出席率に反映してきます。

 

こういった現象が、最終的に退会につながることになります。

 

2.生徒の帰宅時間が変わるため(子どもの場合)

 

幼児の生徒が小学校に入学すると帰宅時間が変わります。
また小学生でも低学年と中学年、高学年の帰宅時間が変わってきます。

 

帰宅時間が変わっても、同じ時間のレッスンであれば、通うことができなくなり、
退会につながってしまいます。

 

3.クラス人数が減ったため、クラスをまとめる

 

グループレッスンをしている場合、生徒数が1名ではできません。
またある程度の人数がいた方が、レッスンも盛り上がります。

 

そのため、人数の少なくなったクラスをまとめていきます。

 

4.新規クラスを作るため、曜日・時間をあける

 

新しい生徒を募集する際に、スタートを一緒にするために新規クラスを作る必要があります。

 

そのために、少人数になっているクラスを他のクラスと合わせることにより、
空きクラスを作ります。

 

このように、いろいろな目的でクラス編成を行っていきます。

 

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◆クラス編成で問われること
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私は、このクラス編成をするにあたって言い続けていることがあります。

 

それは、「クラス編成のときほど、それまでの生徒とのコニュニケーションや
生徒や生徒の親御さんとの信頼関係が浮彫りにでる時期はありません。
講師としての腕の見せ所ですよ。」ということです。

 

私もこれまでに、約1,000名の英会話講師を見てきました。

 

そのなかで、全くと言っていいほど編成ができない講師もいましたし、
3,4月ではなく、いつの時期でも問題なく編成する講師もいました。

 

しかし編成をするにしても、退会者を出してしまっては意味がありません。

 

クラス人数が少ないから、編成でまとめようと考えたのに退会者がでて、
結局そのクラスの人数は増えずに、さらにトータルの生徒人数まで減ってしまった。

 

こういったことになると、泣くにも泣けず、
「クラス編成なんてしなきゃよかった。」ということになってしまいます。

 

しかしクラス編成をしなければ、グループレッスンという名のプライベートレッスンに
なってしまうこともあります。

 

そのため、誰かがクラス編成をしなければいけなくなります。

 

大手英会話スクールでは、本部というところが事務的に編成を行うこともありますが、
私は反対です。

 

せっかく通っていただいているお客さまに対し、
「新学期からは、○曜日の○時からです。」と事務的に編成されて、
通えないからということで退会になったら、 あなたはどう思いますか?

 

もちろん教室を運営する側の理屈もあり、編成をせざるを得ない状況もあります。

 

それは私も教室を経営していましたのでよくわかることです。

 

しかし同じように、お客さまにも理屈や都合があります。

 

お客さまの理屈や都合ばかり聞いていたのでは、編成も進まないかもしれません。
だからこそ、教室の状況もお客さまの状況もよく知っている講師が編成をするのが一番だと
考えるわけです。

 

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