教室運営のヒント&お知らせ Tips & News
2021.2.1
「目が届かない…」で終わらせない。多教室展開における不正やミスを防ぐ「運営システム化」のサイン
国と自治体が利用料の9割以上を負担し、障害のある子どもを放課後や休日に受け入れる福祉サービス「放課後等デイサービス」で、制度が始まった2012年4月以降、利用料の不正請求により全国で179事業所が行政処分を受け、不正請求の総額が17億円に上ることが、読売新聞の調査でわかった。
厚生労働省によると、全国の事業所は20年8月時点で1万5310か所。調査は都道府県と政令市に質問状を送り、事業所の指定権限がある全130自治体の12年度から20年11月までの行政処分を尋ね、全て回答を得た。
不正請求額は、12年度はゼロだったが、13~16年度は約3600万円~約1億円で推移。17年度には約3億7000万円と急増し、20年度は11月までで過去最多の4億7000万円に膨らんでいた。
自治体が行政処分したのは214事業所で、83%が民間企業の運営だった。不正請求による処分は179事業所で総額は約17億3600万円。勤務記録や利用日数を改ざんして利用料を水増し請求していた。
事業所は年々増えており、自治体からは「事業の内容までチェックできていない」などの声が出ている。厚労省は「実地指導が確実になされるように、自治体に対応指針を示したい」としている。
今回のニュースの背景にある「スクール経営の本質的な課題」について、コンサルタントの視点から解説します。
福祉や教育の現場において、非常に悲しいニュースが後を絶ちません。
人員配置基準の違反や給付費の不正請求、そして組織的な隠蔽やモラルハザードによる行政処分。これらはブランドの信頼を揺るがす重大な問題です。
こうした不正やコンプライアンス違反が起きる背景には、スクールや福祉事業の規模が拡大(多教室化・多店舗化)した際の「現場のブラックボックス化」という大きな落とし穴があります。
スクール経営の本質的な課題:多教室展開における「現場のブラックボックス化」
経営者としての目が届かなくなった教室で、現場の責任者やスタッフの「感覚」だけで日々のオペレーションが回るようになると、悪意の有無に関わらず、ルール違反や運営の質の低下が必ず発生してしまいます。
このリスクを防ぐ方法は一つしかありません。
現場のオペレーションから「属人化」を徹底的に排除し、「誰がやっても不正やミスが起きない、 そして早期に検知できるチェック機能(運営の標準化)」をシステムとして組み込むことです。
信頼を守るために:運営の「標準化」と「可視化」の仕組み作り
シフト管理、請求業務、指導カリキュラムの進捗をすべてデータ化・可視化し、本部がリアルタイムで監査・サポートできる仕組みが、最終的に現場のスタッフを守り、ブランドの信頼を守ることになります。
子どもたちの未来を預かり、「夢を目標に、目標を現実に!」する場所だからこそ、運営のクオリティとコンプライアンス(法令遵守)には絶対的な再現性が求められます。
「教室が増えて、現場の細かい状況が見えづらくなってきたな」と感じたら、それは個人の注意を促すタイミングではなく、運営をシステム化(仕組み化)する重要なサインです。
複数教室のマネジメントや、ブラックボックス化しない運営体制の構築について具体的な事例を知りたい方は、ぜひ私のカウンセリングをご活用ください。
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