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教室運営のヒント NO,54◆『退会防止具体的方法』

前回は、入会後すぐに教室をやめてしまうお客さまの割合が多くて、
その理由について私なりの考えをお話しました。

 

またこういったお客さまは不安要素を持っているので、
その不安要素を取り除くためには、お客さまへの気遣いが大切である
ということも触れました。

 

しかし『お客さまへの気遣い』だけでは尐し抽象的すぎて、
行動に移すためには、具体的な対策が必要だと考えます。

 

そして今回はその具体的な対策として私が行ったことについてお話したいと思います。

 

まず私が行ったことは、講師全員に「あなたたちが最終のクローザーである」
ということを言い続けました。

 

この認識をしっかり徹底させることが必要だと考えたからです。

 

やはりこの認識を講師が持たなければ、早期の退会を防ぐことはできません。

 

それは前回にお話したとおり、入会したお客さまは『体験レッスンの延長』
という考えを持っているからです。

 

「自分に合うのか」「レッスンはどうなんだろう」と
常に考え講師やレッスンを試しています。

 

そのため講師には、渡されたカリキュラムがありますが、
そのカリキュラムをこなすことばかり、執着してしまいお客さまのことを
忘れないようにしなければいけません。

 

つまりレッスン終了後、
「お客さまが満足して教室を出るか」
「また笑顔で次回のレッスンも来てもらえるのか」
一回、一回のレッスンが勝負になってきます。

 

さらに下記のことを徹底させました。

 

●入会決定後 初回レッスンの3日前までに担当講師より入会案内の
連絡を入れる。

 

●初回レッスン後 3日以内に初回レッスンについてのフォローの
連絡を入れる。

 

●入会1ヶ月間 毎回レッスン終了後、3日以内にレッスンについてのフォローの
連絡を入れる。

 

このようにお客さまとの接触回数を増やし、
前回お話した不安要素を取り除くようにしていきます。

 

さらにその都度、教室についての説明や英語の必要性などを話していきます。

 

実は『ザイアンス(ザイオンス)の法則』というものがあります。

 

これはアメリカの心理学者であるザイアンス(ザイオンス)が、
1965年に発表した実験データによる人間心理です。

 

その心理とは人は接触頻度が増えるほど、人は人に対して安心感や好意を持つという
「単純接触の原理」になります。

 

このように接触頻度を増やすことにより不安要素を取り除くことができ、
さらに現状のお客さまの考えも知ることができます。

 

なかなかきっかけがないとお客さまに連絡できずにコミュニケーションも
取れないという場合もあると思います。

 

そういった場合は、レッスンを欠席されたときにフォローの電話連絡などを
行うことによって改善できると思います。

 

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