スクール経営・教室運営・生徒募集・退会防止のことなら|佐藤仁スクールコンサルタント

教室運営のヒント&お知らせ Tips & News

教室運営のヒント NO,55◆スクールは経営しやすい?

よく私のところに、このような相談が来ます。

 

「授業料の回収がうまくいかないんです・・」
「教育関連なので、世間体があって強く言えないんです・・」
「そんなに儲からなくても、何とかできればいいと思うんですが・・」
「細々でもできて、生徒が喜んでくれれば、授業料の回収は・・」

 

これは教育産業特有なものなのでしょうか。こういった相談が後を立ちません。

 

授業料の回収がうまく行かずに、どのように対応していけばいいのかという悩みは
つきないようです。

 

英会話スクールを含め月謝制でお金をいただくシステムを取っている業態は
継続的に収入が入るため、比較的に経営しやすいといわれています。

 

これは、生徒数がしっかりと把握できていれば、毎月の収入もある程度わかり、
さらに収入が授業料ということであれば、手形や小切手ではなく現金で
入金されるわけだからです。

 

実際に私が英会話スクールを運営していたときには、売上規模4億円でしたが、
未回収は0円でした。

 

また私が役員をしていた大手英会話スクールでは、
授業料収入が年間15億円以上あったのですが、2年間の未回収は1万円ほどでした。

 

しかしその継続的にはいてくるはずのものがはいてこないとしたら・・・
これは大変なことです。

 

安定であるということが、根底的に変わってきます。

 

そこで、今回はこういったことを含めて『お金に関すること』についてお話したいと思います。

 

ずばりストレートに『お金について』のお話になると、
なかにはちょっと引いてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし実際に個人であれ教室を経営して、授業料をいただいてレッスンを提供している以上
それはりっぱな商売であるという認識は持ってもらいたいと思います。

 

もちろん授業料を無料として、ボランティアでレッスンを行っているのであれば、
話は別ですが、お金をいただいて、サービスを提供しているのであれば、
それはサービス業であり、あなたはプロのはずです。

 

もし教えることのプロとしての自覚があるのであれば、
その対価としてのお金をもらうことに対してためらう必要はありません。

 

仮にあなたが教えることのプロとして、何らかの問題があり、自信がないのであれば・・
仮にあなたがお金をもらうに値しないレッスンをしているのであれば・・

 

お客さまからお金をもらうことに対して、ためらうキモチが起きてしまうかもしれません。

 

しかしあなたがプロとして自覚があるのであれば、
授業料をお客さまからいただくことは当然なことです。

 

その授業料の回収はレッスンというサービスを提供している以上、当然の権利であるわけです。

 

また教室を経営するという商売行為を行っていれば、それは営利目的なので、
利益の追求は当たり前のことなのです。

 

たとえば、ボランティアでレッスンを行えば、生徒は無料で教えてもらっているため
なかなかレッスンについて意見を出してはくれません。

 

そうなればレッスンや講師のレベルアップも望むことはできなくなります。

 

お金をもらって初めてその責任感によりレッスンや講師のレベルも上がってくると思います。
さらにお金が儲かれば、教室の施設もさらに充実することができます。

 

ただどうしても日本人、特に教育関連の仕事をしている場合、
お金儲けに関して罪悪感を持ってしまいがちです。

 

しかしレッスンの対価として授業料をいただかなければ、利益の追求を怠ってしまえば、
教室運営もできなくなり、結局大切なお客さまに迷惑がかかるという現実も知って
おかなければいけません。

 

実際に、私が会社を経営していたとき、授業料回収や利益の追求をしないがために
数多くの実力のある教室が経営できなくなり、そのためその教室のファンであったお客さまが、
路頭に迷うということを見てきました。

 

これほど、悲しく辛いことはないと思います。

 

もし罪悪感があるのであれば、追求して出てきた利益を自分に還元するのではなく
お客さまに還元すれば、罪悪感はどうでしょう。

 

お客さまにも喜ばれ、教室も充実してあなたの教室は益々繁栄するのではないでしょうか。

 

そのためにも、安定的にはいる授業料の回収は確実に行っていく必要があります。

 

授業料の未納回収は、時間が経てば経つほど難しくなります。
これは私の経験則からですが、いかがでしょうか。

 

早めに対応しておいて損することはありません。
今からでも遅くありません。

 

授業料回収に関するマニュアルをしっかりと整備して利益を追求し、
健全な教室運営をしていきましょう。

 

それが、あなたのためにもなり、さらにはお客さまのためにもなるのですから。

お知らせ一覧に戻る arrow_forward

お問い合わせ Contact

お一人で悩まず、
まずは気軽にご相談ください。

Page top