春の生徒募集を始めている教室もあると思います。

大手英会話スクールでは、春の生徒募集のテレビＣＭも見られるようになってきました。
「春の募集はいつから始めればいいですか？」という相談を受けることがあります。

教室によってまちまちですが、早いところで、１月になってから
また多くの教室が２月から３月には始めます。

この時期は、ちょうど退会する生徒も増えるので、退会処理や
また新年度に向けてのクラス編成も重なるのでかなり忙しくなります。

そのため４月になってからという教室もあることはあります。

春の募集は、スクール業界にとってまさに生徒集客の最高の時期なのは確かです。

この時期は消費者が、何か新しいことにチャレンジしようと考えます。

また教室によっては、カリキュラムの始まりが４月からというところも多いです。

そのため消費者も教室も共に、新規で新しいことを始めようとする時期になるわけです。

この春の生徒募集時期ですが、私も経験してわかるのですが、
他の時期より確実に問合せの数が増えてきます。

実際に私の英会話スクールでは、他の時期より１．５～２倍の問合せがきました。

こういったことを考えると、消費者の心理が手伝っているわけですが、
非常に募集がしやすいのは確かです。

しかしここで少し考えてもらいたいのですが、この春の生徒募集時期でも、
うまく生徒を集めることができない教室もあります。

確かにこの時期は、消費者の動きが活発になりますが、それ以上にいつもは
生徒募集をしていない教室やもちろん大手英会話スクールも一気に生徒募集に
力を入れてきます。

そのため、生徒の動きはあるのですが、募集をしている教室は、
他の時期以上に多いわけです。

結局、供給が需要をこえてしまえば、生徒募集がうまくいかない教室も出てくるわけです。

普段、生徒募集がうまくいっていないから、何とかこの春の時期に生徒を確保しようと
考えている教室もあると思います。

それは決して悪いことではありませんが、ただ「特需」だからという他力本願的な考えでは、
うまくいくことはありません。