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教室運営のヒント NO,87◆スクールのコンセプトやポリシー

「あなたのスクールのコンセプトはいったい何でしょうか?」

 

「あなたのスクールのポリシーはどういったものでしょうか?」

 

こういったことを相談される経営者の方にお聞きすることがあります。

 

今さらと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
思っているよりわからなくなってしまっている方もいらっしゃいます。

 

もちろんスクールを立ち上げる際に、「こういうスクールにしたい」
「こうなればいいなぁ」と夢であり目標があると思いますが、
実際にスクールを立ち上げ経営していくと・・・

 

「思っているより生徒が集まらない」
「長く生徒が通ってくれない」 などさまざまな問題点が出てきます。

 

そして自分のスクールのコンセプトは、今の消費者のニーズにあっていないのではないか、
と考え、コンセプトやポリシーをいつの間にか曲げてしまい、
ただ消費者の動向ばかり気になり考えるようになっていきます。

 

また対象者の枠をどんどん広げて、多くの消費者を取り込もうと考えるようになっていきます。

 

確かに消費者のニーズにあわせることは必要なことですが、
そればかり考えてしまうと本来のスクールのよさや特徴がなくなってしまう可能性もあります。

 

そうなるとそのスクールは、どこにでもあるスクールとなり同業他スクールとの
明確な差別化もできなくなってしまいます。

 

そしてその状況を打開するために、より多くの消費者に知ってもらおうと
宣伝広告費を使っていくわけですが、資金がない場合、
この段階で脱落していくことになります。

 

また宣伝広告費を大量に使っても、なかなか生徒が集まらない場合には、
「今の授業料が同業他スクールより高いから・・」「授業料で差別化を!」などと考え、
価格競争に突入していき、資金力のない場合、脱落していきます。

 

さらに消費者のニーズは各論の部分にあわせようとすると、その都度、
時代によって変わっていきます。

 

その各論にあわせるためにスクールの体制自体も変えるとなると大掛かりなことになります。

 

ここで考えなければいけないことは、本当にあなたのスクール経営がうまくいかないのは、
「コンセプト」や「ポリシー」が間違っているからなのか、
そのとも「マーケティング」を知らないからなのか、ということです。

 

あなたのスクールがどれだけすばらしいものでも消費者に伝わらなければ、
存在しないと同じです。

 

極端な言い方をすれば、スクールの商品であるレッスンなどの効果効能に競争優位性はありません。

 

マーケティングに競争優位性があるのです。 私はスクールのコンセプトやポリシーが
本当に消費者に受け入れられないものなのかしっかりと確かめてから、
それが間違っていたのか正しかったのか判断するべきだと思っています。

 

コンセプトやポリシーが、同業他スクールとの差別化にもなっていきますし、
何より自分の作りたいスクール像であることは間違いないと思います。

 

消費者のニーズに敏感になるのも必要なことですが、
何が足りないのかという判断を間違わないようにしないといけないと思います。

 

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