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教室運営のヒント NO,89◆入会してからおきる「三つの不満」

私が英会話スクールを経営していた際に退会理由で最も多かったものが次の3つです。

 

・距離が遠くて・・ 【距離に対する不満】
・実はお金がなくて・・ 【金銭に対する不満】
・子どもが行きたがらないので・・【スクールに対する不満】

 

この3つは、私のスクールや英会話スクールに限らず、三大退会理由といってもよいほど
他のスクールでも多いものです。

 

同時に、この3つはクロージングの際にでてくる『入会しない理由』にもなっています。

 

しかし、この3つの退会理由は、入会以前からと、前回お伝えした入会してからの
3ヵ月以内の対忚によって少なくすることができます。
(おそらく現在の退会率を50%下げることができると思います)

 

そのためには、まずどうしてこのような退会理由が口をついて出てくるかを把握する必要があります。

 

そこで最初に【距離に対する不満】について考えてみましょう。
体験レッスンのときはさほど感じなかったスクールまでの距離も、毎週となると
遠く感じるようになる生徒がいます。

 

これは歩きでの送迎にかぎらず、自転車や車で送迎していてもおきます。

 

また、車で送迎している人からみれば、自転車で送迎できる人が遠いとは思えませんし、
歩きで送迎できる人はなおさらです。

 

しかし、距離の感覚は人によって異なります。

 

たった500メートルの歩きの送迎でも、人によっては遠いと感じます。
実は、遠いと感じるのは、たんに距離が長いからだけでなく、行く場所の価値にも左右されます。

 

わざわざそこまで行くことに価値がないと判断すると、遠いと感じます。
たとえば、本当に欲しいものがある場合、電車に乗って30分や1時間かけて買いにいくこともありますし、
1キロ先のスーパーで特売をしていれば、そこまで買い物に行くこともあります。

 

もし親や生徒から【距離に対する不満】が出たら、通っているスクールに、
あまり価値を感じていない可能性があります。

 

ですから、生徒から「遠い」と言われたときに、「他の人はもっと遠くから通っている」とか、
「全然遠くありませんよ」などと説得しても、あまり効果はありません。

 

大切なことは、「遠い」と言われる前に、生徒に継続してスクールに通うことの意味をこまめに伝え、
送り迎えをしているお母さまへは、スクールに通うことで子どもが成長することを伝えていくことです。

 

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