スクール経営・教室運営・生徒募集・退会防止のことなら|佐藤仁スクールコンサルタント

教室運営のヒント&お知らせ Tips & News

教室運営のヒント NO,247◆教育産業市場に関する調査を実施

教育産業市場に関する調査を実施

 

 

「プレゼンでグラフを見せる男性プレゼンでグラフを見せる男性」のフリー写真素材を拡大

 

■矢野経済研究所が「教育産業白書 2017年版」を
発表しましたね。

 

結果を少しシェアしたいと思います。

 

 

【調査結果サマリー】

 

◆2016 年度 教育産業全体市場(主要 12 分野計)は
前年度比 0.6%増の 2 兆 5,162 億円、
主要 12 分野のうち、学習塾・予備校、資格取得学校、
英会話・語学学校など、市場拡大は 7 分野

 

◆2016 年度 学習塾・予備校市場は前年度比 0.5%増の
9,620 億円、競合状況の激化によって参入事業者間の業績に
好不調が見られる

 

◆2016 年度 資格取得学校市場は前年度比 1.1%増の
1,900 億円、2016 年度以降、横ばいから微増傾向へと反転

 

◆2016 年度 英会話・語学学校市場は前年度比 1.0%増の 3,130 億円、
成人向け、幼児・子供向けとも市場拡大を継続

 

 

学習塾・予備校市場拡大の要因は、

 

・有名難関校を目指す上位志向層の取り込みができていること

 

・補習学習に対する需要も含めて、他塾との差別化施策によって
取り込みができていること

 

などが挙げられていますが、

 

総務省データによると、6~18 才の学齢人口は年々減少しており、
国内においては限られた顧客層を奪い合う形で好調に業績を伸長
させる事業者とそれ以外で、参入事業者間の業績に好不調が見られる。

 

と締められています。

 

 

英会話・語学学校市場拡大の要因は、

 

・次期学習指導要領によって小学校5年生から英語の教科化(2020年度
より完全実施)を控えていること

 

・大学入試制度改革(2020 年度より「大学入学共通テスト」へ移行)
では英語の 4 技能化試験(読む、聞く、書く、話す)の実施が予定
されていること

 

とされています。

 

 

しかし、今後も幼児・子供向けは、さらなる需要の活発化が予想されるが、
生徒獲得のため、参入事業者間での競争は一層激しさを増しており、
なかには生徒数を減らす事業者も散見されている。

 

と締められており、学習塾業界と同じように参入業者間での競争は
避けられないようです。

 

 

ここからは私見になりますが、

 

以前は、資金力をバックに宣伝広告活動を行う大手が
優位に生徒募集を行っていましたが、

 

現在では、多くの資金力を必要とする媒体だけではなく
高額な費用が掛からない宣伝広告活動にて、生徒を
確保することができるようになっています。

 

また、大手の各教室の質の統一化も、逆にデメリットと
なっています。

 

同じ近隣にある教室であれば、自分の子どものことを
より面倒を見てくれる教室に預けたいと考えるのは
親心として当然なことでしょう。

 

今まではそういった教室の存在を知ることができなかった
消費者もネットと言う環境により、知りえることができるように
なってきました。

 

だからと言って、小規模の教室が生徒確保に困らないわけでは
ありません。

 

最低限、消費者に知ってもらうという行動は必要不可欠であり
その行動を行っていない教室は、今まで以上に苦戦を強いられる
可能性はあります。

 

【出典】教育産業市場に関する調査より

 

 

 

 

 

スクール情報をご覧になりたい方は、

 

ぜひメルマガにご登録を!

 

メルマガのバックナンバーから今回の記事をご覧いただけます。

 

 

 

 

 

お知らせ一覧に戻る arrow_forward

お問い合わせ Contact

お一人で悩まず、
まずは気軽にご相談ください。

Page top