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教室運営のヒント NO,296◆売上があるのに利益がでないケース

売上があるのに利益がでないケース

 

「散らばる諭吉札」

 

 

■生徒数も100名、200名以上いて、
売上もそこそこあるのにもかかわらず
利益がでない、お金が残らないスクール。

 

実はこういったスクールは、社歴が長く
以前にはもっと生徒がいたというところが多いです。

 

新しく始めたところや社歴が短いスクールからすると
生徒数も自分のところより多いし、
売上もきっと安定しているのに、、、なんで?

 

と思われることもあるでしょう。

 

 

■では、なぜ、社歴もあり生徒もいる、売上もあるのに
利益が出なかったり、お金がなかったりするのでしょうか。

 

1つの要因は、以前の生徒数が現在より多かったということ。

 

う~ん、よく分からない、と思われるかもしれません。
説明をしていきますので、読み進めていってください。

 

今は200名の生徒数だけれども、昔は400名を超えていた。
こういったケースですね。

 

問題点は、200名になっている現状に、経費バランスが
あっているのか。と言うところです。

 

400名いたころの教室の家賃、
400名いたころの人件費。

 

 

■400名いたころには、売上が8,000万円程度あった。

 

教室の家賃も月100万円だった。

 

人件費も役員報酬が月150万円で、
講師も正社員で10名以上はいて
月に400万円だった。

 

400名いた時点では、この状態でも利益が出ていたとしても
200名の生徒数になり、売上は半分程度になったらどうでしょう。

 

 

■単純に考えれば、教室家賃は経費バランスからしても
高すぎるので、利益を圧迫していきます。

 

人件費も生徒数が半分になれば、講師数もそこまで必要はなく
役員報酬も下げるできでしょう。

 

そう、身の丈にあったところにすればいいだけです。

 

ただ、これが簡単に受け入れられないのが、現実です。
受け入れ、改善をしていれば、利益が出ないスクールには
なっていません。

 

また、そういった現状を受け入れることができる経営者であれば
生徒数が半減するという状況まで陥りません。

 

怖いところは、いきなり窮地に立たされるのではなく
じわじわと状況が悪くなっていくケースです。

 

ご存知かもしれませんが「茹でガエルの法則」です。

 

 

■まだ、ここから何とかなる!

 

この教室を移転すると来ている生徒が来なくなる!

 

今まで一緒にやってきた講師をきれない!

 

過去にできたから、今まで通りすれば!

 

これらの考えを持った場合、かなり危険です。

 

やばいな、と思ってもスクールビジネスは、

状況が急速に悪化することはありません。

 

何とか、何となく、やっていくことはできます。

 

しかし、じわじわと状況は悪化していきます。

 

もし、売上があるのに利益が出ないというお悩みが
ある場合、ご相談ください。

 

何とかなるうちに対処しておけば、良かったと思わないように。
これは病気と同じで、早期発見、早期治療が重要です。

 

 

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