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教室運営のヒント NO,39◆生徒募集は難しくない【成功事例編】

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■女性社員Tさん
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それでは、前回の最後にお話したTさんに登場してもらいます。

 

これからお話しするTさんの行動が、「人と話をするのが苦手」
という方には成功の事例になると思います。

 

もしかして、「それはTさんだからできたんだ。」なんて思っていないですよね。

 

今回の事例は、方法論によって行動をして成功に導かれたものです。
この方法を行えば、きっと「初対面の人と話をするのが苦手」と思っているあなたもで
きるはずです。

 

それでは、最初にTさんの自己紹介からします。

 

Tさんは4大を卒業したばかりの、いわゆる新卒でした。
私の会社に入社したのが、4月なので社会人経験もない女性でした。

 

大学は英文学科を卒業して講師希望でしたが、英語力は、講師としてのレベルは
ないため教室運営のスタッフとして働いてもらうことになりました。

 

本人曰く「私は人見知りがすごいんです。」ということです。
その言葉のとおり人に話しかけることを、ほとんどしません。

 

また人から話しかけられると、少しおびえる感じもしました。

 

実際に、社員研修での自己紹介のときも人前で話をするのが苦手みたいで、
声が震えてうまくしゃべることができませんでした。

 

こんなTさんですが、私も社員として雇った以上、
教室のPRをして生徒募集をしてもらわなければいけません。

 

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■特製バインダー
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最初は、先輩社員に同行してどのように教室のPRをしているのかを見てもらいます。

 

また現場から戻ってきてからは、教室について、英語について書かれた特製のバインダーで
トーク練習をします。

 

新入社員には、社員研修でもこの特製バインダーの使用方法を勉強します。
さらに1週間以内にバインダーを使いこなせるように指導していきます。

 

このバインダーは、教室の説明から英語の必要性、教室に通うメリットから
体験レッスンの申し込みまでできるように作られています。

 

バインダーの使い方を、覚えれば一通りお客さまに体験レッスンの申し込みまで
話ができるようになるわけです。

 

多くの社員は、まずお客さまにどのように話をすればいいのか分からずにつまずいてしまいます。

 

それを回避するのが、こういったバインダーになります。
そしてバインダーを使いこなすことができるようになれば、
必然的にお客さまに対してすべての話ができるようになるわけです。

 

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■Tさんの場合は・・
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ここで、Tさんですが・・Tさんも一生懸命バインダーの流れを覚えようとします。
しかしいざトーク練習となると、どうしてもぎこちなくなったり、
途中で話すことを忘れてしまったりしています。

 

そこで、Tさんには毎日最低1時間、このバインダーを覚える練習させました。

 

そして、いざ現場でお客さまと話をするとき・・ Tさん。
どうも緊張して、全く話をすることができません。
「こんにちは。」といった後、言葉が詰まってしまいます。

 

このままでは、Tさんはどんどん自信がなくなってしまい、
この仕事を続けることがイヤになってしまいます。

 

そこで、考えたのが。

 

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■究極の方法
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ここで私が、Tさんに指示したことは
「毎日、お客さまと30分話をしてくること」ということでした。

 

話の内容は問いません。雑談でも、何でもいいのでとにかく30分誰かと
話をしてくるという指示でした。

 

次に出した指示は、「毎日3人お客さまと30分話をしてくること」
そして次は、「毎日子どもと30分遊んでくること」
さらに、「毎日5人の子どもと30分遊んできて、ノートに感想を書いてもらうこと」

 

こういった指示でした。 結局、このような指示をだして、
2週間もしたころには、体験レッスンのアポイントは取れ始めまた
Tさんのチラシを見たという問合せも増えてきました。

 

そして次の月、とうとう1ヶ月に20名の生徒を入会させることが
できるようになりました。

 

さらに次の月は40名、また次も40名以上の生徒を入会させることができました。

 

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■きっかけは些細なこと。
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Tさんを指導したことは2つのことです。

 

・バインダーを覚えること
・人と話をすること

 

この2点を徹底して、指導し、進行状況を管理しただけです。

 

毎日、3人のお客さまと何でもいいので話をすることにより
Tさんが人と話をすることに慣れてきます。

 

いきなり教室の説明や体験レッスンについての商品説明をしないので、
急にいやな顔をされたりはしません。

 

そして毎日人と話をするということは、それだけ話題を持たなければいけません。

 

そのためには、バインダーの知識も必要になってきます。

 

さらに30分、人と話をするためには他の話題も必要になってきます。

 

ここでちょっとしたアドバイスが「必ず最低3つの話題を持つ」ということです。
この3つの話題も「英語」「ドラマ」「芸能関係」何でもいいです。

 

人は必要に迫られると、その知識を得ようと努力し始めます。

 

もしそれが英語に関する話題であれば、必然的に英語に関する知識は増えていきます。
また人に話すことにより、ただ覚えただけではなく、自分の本当の知識に変わっていきます。

 

こういったことの積み重ねが、Tさんに自信をつけ、またお客さまに対しての接し方が
わかるようになってきたわけです。

 

些細なことかもしれませんが、基本に忠実に行っていけば、その基本が成功の基本であれば、
必ず結果はでてきます。

 

今、自分とって「何が問題なのか」を客観的に考えその対処方法を考え出すことです。

 

今回は、人と話が全くできないTさんに対してそれを解決する方法論をだし、
徹底させることにより『全く話ができない人』でも生徒募集はできるという
成功事例を作りました。

 

もしあなたも、あなたにあった方法論を的確にアドバイスしてもらうことができ、
それを徹底することができれば成功へ加速しますよ。

 

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