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教室運営のヒント NO,42◆チケット制のあり方

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◆なぜ、大手英会話スクールは成人に力をいれるのか
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あなたの教室は、成人クラスはありますか?
私の教室は、メインが子ども(1歳から中学3年生)でしたが、
成人クラスもありました。

 

成人の生徒だけで、約500名はいたと思います。

 

しかし社会人、特にサラリーマン、OLの生徒は、かなり退会率が高かったです。
私が退会に対してポイントと考えている『出席率』も低くなっていました。

 

これはどこでも同じことだと思いますが、
「仕事で行けなくなった。」「別の用事ができた。」
などの理由によるもので欠席をします。

 

この1度の欠席が、結局はレッスンに参加するのが面倒になったり、
参加しにくくなったりと、悪循環を生んでいきます。

 

しかし大手英会話スクールは、この出席率が低く、退会率の高い年齢層である
サラリーマンやOLをターゲットにしています。

 

もちろんこれには理由があります。

 

その最大の理由は、チケット制を持っているからです。

 

生徒が子どもの場合は、ほとんど取り入れられることのないチケット制ですが、
サラリーマン、OLの年齢層であれば、当たり前のように使われています。

 

もちろん生徒に対してもメリットはあります。
1年、2年、3年とまとめてチケットを購入することにより1回あたりのレッスン単価が安価になります。

 

また忙しい年齢層だけに、チケット制により自分の好きな時間にレッスンを受けることが
できるということです。

 

レッスン曜日や時間を決めてしまうとなかなか通うことができなくなるので、
月謝制ではなく、チケット制を勧めるわけです。

 

それではなぜチケット制が、最大の理由になるかといいますと、
このチケットを購入した生徒が、すべてのチケットを使わないからです。

 

本来は、何百回分のチケットを購入して、レッスンに参加する権利を持っているのですが、
結局、都合が悪くなりレッスンにも参加できずにチケット未消化で終わるケースが非常に多いのです。

 

そうなれば、必然的に教室側は得をします。チケット未消化分は、教室側の利益に変わっていくわけです。

 

これが最大の理由のわけになります。
さらにチケットをまとめて販売しますので、1人の生徒からより高額な契約を結ぶことができます。

 

同じ生徒1人を勧誘し、入会させるのであれば、少しでも高額な契約の方が、効率がいいのは確かです。

 

こういったことを平気で大手の教室は行うため、今でも英会話スクールに対する消費者センターへの
クレームは後を絶ちません。

 

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◆目指す、成人クラスのあり方
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確かに、成人クラスでのサラリーマン、OLの年齢層は、前述どおり出席率も低く、
退会率は高くなります。
そのため大手の考えたチケット制は、すばらしいアイデアであることは間違いないです。

 

お客さまもまた教室を経営する側もお互いにメリットがあり、
WIN-WINの関係になればいいのですが・・

 

それをお客さまが得をするのではなく、教室側だけが得をするようなシステムにしてはいけません。

 

大量にチケットを、安くなるからといって購入させ、結局お客さまが消化できないようでは、
いい評判を生むはずはありません。

 

お客さまが、すばらしいと思えるチケット制であれば導入をお勧めします。

 

しかしチケット制を導入していない教室は、この成人クラスの退会率に、
いつも悩まされていなければならないのでしょうか。

 

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◆これが私の考える成人クラス
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そこで私が考える成人クラスについてお話します。

 

英会話というすぐに結果の出にくいものは、時間に余裕があり、
結果をすぐに求めない年齢層にマッチします。

 

それが、私がメインで教室展開をした子どもです。

 

しかし成人でも同じように、時間に余裕があり、結果をすぐに求めない年齢層があります。
それが、シルバー層になります。

 

このシルバー層をターゲットにしていくことは退会率を下げることにもつながるはずです。

 

さらに主婦層も実はターゲットになります。
またサラリーマン、OLの年齢層に対しては、1ヶ月や3ヶ月の商品を販売していくのです。

 

たとえば『初級上達コース』でもいいですし『海外旅行準備コース』とかのパッケージものを
つくり販売していきます。

 

そしてその次の商品も考え、継続率を上げていく方法です。

 

期間を決めることにより、生徒も目標設定がしやすく出席率の向上にもつながります。

 

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