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教室運営のヒント NO,387◆特定サービス産業動態統計調査5月分

■特定サービス産業動態統計調査5月分の確報が
7月16日に発表されました。

 

今回も調査結果を基に、

 

・学習塾
・英会話スクール
・フィットネス

 

の5月までの状況を見ていきます。

 

 

■まずは、学習塾

 

1月  96.0
2月  99.6
3月 117.2
4月    122.2
5月    135.1

 

となっております。

 

これらの数値は対前年比売上高になります。

 

 

■次に、フィットネス

 

1月  74.2
2月  73.7
3月    122.5
4月 281.6
5月    942.1

 

 

■そして、英会話スクール

 

1月  76.5
2月  80.8
3月 128.6
4月 165.6
5月    187.3

 

 

■この3業種ともに、3月から対前年比が
100以上になっています。

 

昨年3月よりコロナの影響を受け始めたので
前年比でプラスになるのは、当然な結果かもしれません。

 

5月も対前年比ではプラスになっているものの
3業種とも4月の売上高と比較すると5月は減少しています。

 

3、4月に入会金等の収入があり、3、4月に比べると
5月の売上高が減少することは考えられますが、
コロナ禍を除く過年度に比べ、減少幅が大きいです。

 

特にフィットネスの減少幅が大きく、対前月比で74%
となっており、緊急事態宣言の影響が出ているかもしれません。

 

例年6月は5月の売上高を上回ってきていますので、
6月の調査結果を注視したいと思います。

 

 

■また、受講者、利用者数を見てみると

 

・学習塾

 

1月 1,270,595
2月 1,177,739
3月 1,137,465
4月 1,131,740
5月 1,146,199

 

と、コロナ禍前の2018年、2019年の同時期に比べ増加しています。

 

 

・フィットネス

 

1月 15,651,098
2月 15,777,986
3月 17,169,377
4月 16,742,062
5月 12,715,280

 

と、2008年、2009年レベルまで落ちてしまっています。

 

 

・英会話スクール

 

1月 400,072
2月 391,986
3月 384,063
4月 381,466
5月 380,188

 

と、2015年レベルまで落ちてしまっています。

 

 

■コロナの影響が始まり1年以上経ちましたので、
コロナ禍1年とコロナ禍前の比較を見てみます。

 

・学習塾に関して

 

2020年4月~2021年3月のコロナ禍の売上高が、
コロナ禍前の2019年4月~2020年3月より10.3%増加しており
数年停滞していた売上高が増加したことになります。

 

・教材費の売上に関して

 

以前よりお伝えしている教材費の売上高ですが、
学習塾は6%増加しているのに対し、
英会話スクールは24.9%減少となっており、
大きく差ができています。

 

コロナの影響を受け、スクール業界は5年は進んだと
思っています。

 

みなさんはどのように感じられていますか。

 

英会話スクールやフィットネス業界の売上規模は
かなり遡ってしまいました。

 

ここから元の規模、それ以上の規模にするために、
過去に行ってきたことをなぞっていっても、
難しいと思います。

 

新たな経営方法を行っていく必要はあります。

 

 

■地域密着型のスクールがなくなり、資金力がある大手だけが
残ってしまうようであれば、業界の衰退につながります。

 

泥臭くてもいいと思います。
きれいごとばかりでは難しいと思います。

 

使える制度があれば、活用していけばいいです。
ネットだけの情報を信じないでください。

 

生き残るために何をすればいいのか、迷うようであれば
ご相談ください。

 

 

もし、その道にお悩みであれば、私と一緒に道を作りましょう。
問合せフォームの入力がお手間であれば、直接メールで
お送りください、お待ちしております。

 

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