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教室運営のヒント NO,67◆~ターゲット層を絞り込むワケ~

生徒募集をしている際に、新聞折込みやポスティングなどを行っているけれど、
問合せがほとんど来ない・・・こういったときにどうすればいいのか。
という相談は、たくさん私のもとにきます。

 

新聞折込みやポスティングの効果的なやり方も細かくあるのですが、
これらはどちらかというと『戦術』になってきます。

 

そこで今回は、『戦術』ではなく『戦略』についてお話したいと思います。

 

それでは、『戦術』や『戦略』とはいったい何なのでしょう。
またどういった違いがあるのでしょうか。

 

その点から少しご説明していきます。

 

戦略と戦術は、対とされる言葉ですが、そもそもは軍事用語になります。

 

それぞれを英語に直すと、戦略は、Strategy 戦術は、Tacticsとなります。

 

この戦略という言葉を企業や教室で使うときには、企業や教室、事業全体の方針や指針と
考えればいいです。『経営戦略』とは、企業、教室の目標そのものと考えることができます。

 

具体的な行動そのものの内容ではなく、会社、教室全体として向かっていくべき進路の
ことになります。

 

また戦術と戦略は同じものととらえる人も多いようですが、本来は違うものです。

 

戦術は、戦略という目的を達成するための手段だと考える方が正しくなります。

 

この点を見ていただければ、新聞折込みやポスティングなどが戦術になることが
お分かりになると思います。

 

そして肝心なことは、どれだけすばらしい戦術があっても戦略を間違えてしまうと、
効果が出ないということです。

 

新聞折込みやポスティング自体は、戦術としてすばらしい方法です。

 

それは今もその方法を使って宣伝広告活動をしている企業がたくさん存在しますし、
もちろん成功もしているところも多くあります。

 

もしあまり効果のない戦術であれば、その方法はすぐに消えてしまい、
どこの企業もその方法を行わないはずです。

 

しかし新聞折込みやポスティングを戦術として行ってもあまりよい結果が出ないのは、
どうしてでしょうか。そこで戦術の前に戦略を考える必要があるわけです。

 

どうしても戦術にこだわってしまう場合が多いように思われます。

 

たとえば、観光地に遊びに行こうとするとき、どこの観光地に行くかを決めなければ、
どれだけ行き方を考えても、目的地には辿り着けません。

 

その行き方が、飛行機という日本以外の外国の観光地に行けるすばらしい乗り物だとしても、
目的地には辿り着くことができないのです。

 

戦術にこだわりすぎるということは、この飛行機で行くのか、電車で行くのか、
そのとも車で行くのか、ということばかり考えて、肝心な目的地を明確に決めていないのと同じことです。

 

それでは教室運営、特に生徒募集での戦略として何を考えていけばいいのかと言いますと、
私はまずターゲットの絞り込むことをオススメします。

 

もちろん多くの方は、ある程度のターゲット層の設定はされていると思いますが、
私が考えるターゲットの絞込みはさらに細かく設定していきます。

 

そこまでターゲットを絞る戦略により生徒募集の結果を出すことが可能になりました。
もし生徒募集で思うような結果が出ていない場合は、
もう一度、戦略と戦術について検討されることをオススメします。

 

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