■スクール業界以外にも認知度というものを
重要視している業界は多いものです。

その認知度に関するお話を今回はしたいと思います。

あるとき、ご相談に来られた子ども英会話スクール経営者の方が、
私に言いました。

「かれこれ十数年この場所でスクールを行っているし、
場所も小学校の前だから、結構認知度は高いと思います。」

なるほど、開校して十数年、場所も小学校の前なので、
対象になる子どもや保護者には知られていると、
果たして本当にその経営者が言うとおり、
そのスクールの認知度は高いのでしょうか。

■その経営者の方は続けて言いました。

でもですね、実はこの前、近所の方から問い合わせがあって、
体験にみえたのですが、

「こんな近くにあったの知らなかった。
今まで○○にあるところまで通ってたんですよ。
でも送迎が大変で。。。ところでいつできたんですか？」
って言うんですよ。

そのとき、さすがにびっくりして、十数年前に開校しましたよ。
と伝えると「えっ、ぜんぜん気づかなかった。」って。

■私も自分のスクールは結構認知されていると思っていたんですが、
まだまだでしたね。

そうなんです。お客さまはこちらが思っているより、
あなたのスクールのことを知らないことがあります。

私も子ども英会話スクールを経営していたころ、
Aという地域に教室を開校し、 生徒募集活動も積極的に行い、

生徒数も300名以上、その地域ではNO,1の教室、

認知度もかなり高いものだと思っていました。

しかし開校して1年以上たった、あるとき高校のときの同級生と
久しぶりに会うことがありました。

3歳になる子どもを持つ彼が、私に「英会話スクールに通わせたいんだけど、
お前の教室が近くないんだよなぁ。」と言います。

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